運転方法

チュートリアル

御陵から京阪山科までの操作例を示します。

1. 「5」キーでマスコンキーを入れます。(京阪ATS投入音が鳴ります)

 

2. レバーサとブレーキが正常に動くかどうか確かめます(実車では制動試験他をします)

 

3. 発車まで待ちます(戸閉灯はハンドルに隠れて見えません)

戸閉時にレバーサ・マスコン両方「切」でない場合、デッドマンが作動します。デッドマン解放は常用最大ブレーキです(特別なボタン操作なし)。

 

4. レバーサ「前」ブレーキゆるめマスコン入りの順に操作し、発車します。トンネルに入る前には警笛を鳴らしましょう。

5. 60km/hまで加速します(速度制限があります)。

6. 55km/hまで自然減速したらP1で定速制御します

7. 地上に出て速度制限が近づいたらノッチオフ

 

8. ブレーキを込めて30km/hまで減速します

力行から回生への制御切り替え待ち時間のため、ノッチオフ後少しの間ブレーキは作動しません

9. 30km/h速度制限の区間はP1で速度を保ちます

 

10. 最後尾が制限区間を抜けたら再加速します(ここではP3で60km/hまで)

 

11. ブレーキを操作して止めます

 

12. 駅に停車したらレバーサを「切」にします(ワンマンであれば、ドアを開けます)

キー操作

 

ハンドル操作・システム

基本的な操作はBVE Trainsim公式サイトの運転方法をご覧ください

戸閉時にレバーサー・マスコンが「切」位置でなければ、デッドマン装置が作動します。

P1で定速制御します。

P1で勾配起動が可能です。(P1はブレーキがはたらいていても有効です)

 

マスコンキー

京阪キーを入れます(京阪ATSが有効になります)

京阪キーを抜きます(京都市交ATOに切り替わります)

デッドマン

常用最大ブレーキでデッドマン装置のブレーキが解除されます。

ATS復帰

列車停止し、レバーサを「切」に入れ、非常ブレーキを入れて、Homeキーを押下するとATS復帰します。

 

運転台

  • 「ATS」・・・京阪ATS電源
  • 「ATO」・・・京都市交ATO電源
  • 「ATS動作」・・・ATSブレーキが作動しています
  • 「非常ブレーキ」・・・非常ブレーキが作動しています
  • 「戸閉保安」・・・ドア開閉装置がロックされています
  • 「回生」・・・回生ブレーキが発動中です
  • 「故障」・・・異常状態を示します。(ATS作動、デッドマン作動、空転)
  • 「定位置停止」・・・御陵駅でホームドアを開けられる位置に列車が止まっていることを示します
  • 「ホームドア全閉」・・・御陵駅でホームドアが閉まりきったことを示します。発車後消灯します

 

御陵駅ではモニタでホームの状態を確認できます

 

 

標識

 

信号

 

停止信号(進入禁止)
約50m手前で15km/h制限となります。
速度超過した場合、ATS非常ブレーキが作動します。

注意信号45km/h制限
速度超過した場合、非常ブレーキが作動します。

 

進行
区間最高速度または路線最高速度で走行できます。

 

 

中継信号機は見通しの悪い区間で、先にある信号の現示をわかるようにしています。

中継進行

左の画像は、この先の信号が進行を現示していることを示します。

中継制限

この先の信号が注意を現示していることを示します。

 

速度制限

 

速度制限標です。60km/h制限がここから43m区間続きます。
ATSによる速度照査がされる箇所もあります。

出発信号が停止信号ならば、15km/h制限となります。

ATSによる速度照査があります。

 

速度制限解除標です。
列車最後尾が通過するまで制限は有効です。

この標識を通過する時点で4連の最後尾が速度制限解除標を通過します。

 

運転目安速度を示しています。

速度制限の開始・終了を示すものではありません。

 

停止位置

停止位置標(全列車)

停止位置標(4両連結)

編成長により停止位置が異なる場合、進入時に停止位置を喚呼しましょう。

 

警笛

警笛ならせ

 

空気ダメ圧力確認

空気ダメ圧力を確認せよ

 

 

遮断桿状態

遮断桿が下りたことを示しています。

 

センサ検知

センサ検知灯です。センサにより軌道の支障を検知した場合、赤点滅します。
踏切・高速道路・国道・斜面・急カーブのある箇所で設置されています。
 

 

攻略情報

京阪800系電車 停車直前のブレーキ操作

 Twitterのフォロワーさんからしばしばプレイ感想をいただくのですが(いつもありがとうございます)、「京津線を運転していて停車直前のブレーキ操作が難しい」というお声を特に多く頂戴しています。

 

 「難しい」のがなんでかというと、停車直前に急激にブレーキが強くなるから、ではないでしょうか。「手前に止まってしまう」というお声をよく頂戴します。

 停車直前に急激にブレーキが強くなるのは京阪800系電車のブレーキ方式によるものです。「鋳鉄制輪子」の挙動です。

 圧縮空気の力で「制輪子」を車輪に押し付けることでブレーキのはたらきをする「空気ブレーキ」では、速度が下がるほどブレーキがだんだん強くなります。「鋳鉄制輪子」ではブレーキ力の変化が大きいです。

 一方、回生ブレーキ(電気ブレーキ)は速度が変わってもブレーキ力はあんまり変わりません(変わりますが、その話は本題からそれるので変わらないことにさせてください)。

 駅に停車するとき、はじめは回生ブレーキがはたらいています。しかし、速度が低下すると回生ブレーキがはたらかなくなるので、空気ブレーキに切り替わります。ここで急にブレーキが強くなります。停車直前に起こってるのはこんな感じのことです。

 

 では、どうすれば止めやすいか。

 空気ブレーキに切り替わるときにブレーキをゆるくします。

 どう、ゆるくすればいいのか?

 簡単な運転操作例を出します。

 B4に入れて減速したとします。そのまま減速すると、速度が10km/hを下回ったら空気ブレーキがはたらきはじめ(カッ、カッ、カカカッ というような音が聞こえます)、5km/hを下回ったら(ドアスイッチのロック解除音が聞こえます)回 生ブレーキが切れ空気ブレーキだけになります。空気ブレーキがはたらきはじめたら徐々にブレーキをゆるめます。実際の運転を観察すると、回生ブレーキが切 れるあたりでB2までゆるめることが多いようです。B2でも減速するにしたがいどんどんブレーキが強くなるので、B1にゆるめ(かなり止まりかけのところ までB2で引っ張ることが多いです)、最後は完全にゆるめて衝撃が生じないように止めます。

B4(込めはじめ)→B4(10km/h)→B4→B3→B2(5km/h)→B1→弛メ(停車) というような流れになります。

 上達のミソは、「5km/hでB2」の意識かもですね。5km/h時点でB3以上込めていると、空気ブレーキが強すぎて停車の調整がききにくいだけでなく、回生ブレーキが切れる瞬間に衝撃が生じます(実車でも衝撃がきます)。B1では弱すぎます。

 この例は平坦な場所での話です。急な上り坂では1段弱く、下り坂では1段強くに合わせて練習しましょう。

 

 だいぶざっくりと説明しました。よくわからなかったら劇場に見に来てください(=京津線乗りに来る)。

 

京津線運転シミュレータ各区間攻略

攻略図(上り全線)はこちら(PDF形式,272KB)

凡例:

御陵→京阪山科 運転のポイント

 

(攻略図より一部抜粋)

 

御陵駅は京都市営地下鉄東西線の駅で、地下3階からの発車になります。

始業操作(レバーサ「切」、「P0」、「非常ブレーキ」の状態で「5」キー)の後に、

「ホームドア全閉」を確認して発車します。

(実際はワンマン運転で、戸閉操作も運転士が行いますが、BVE5の仕様によりドア操作は自動で行われます)

 

発車後すぐの【制限60】は下り坂の先にあるので、55km/hでマスコンを「P1」に戻します。

マスコンを戻している間に勾配により60km/hまで自然加速します。

下り坂が終わるとすぐに上り坂のため「P1」定速制御しなければ自然減速してしまいます。

 

第2出発信号直後の【制限55】はノッチオフして自然減速で55km/hに合わせましょう。

「P1」定速制御はノッチを入れてから制御開始まで1秒ほどタイムラグがあるので、早めにノッチを入れます。

 

地上に出て渡り線を通過したら【制限30】のために減速します。

何の変哲もない(と言ってはなんですが、、、)地下鉄路線の直後に路面電車級の急カーブが出てくるので注意が必要です。

速度制限より手前に、目安速度が小さめの白い標識に記されているので操作の参考にしましょう。

ここで速度制限を超過した場合、ATSが作動します。

 

【制限30】が解除されたら、60km/hまで加速します。

 

安祥寺川と踏切を過ぎたあたりから停車のためにブレーキを込めます。

停止位置までの距離標識も参考に調整しましょう。

150m手前は55km/h、100m手前は45km/h、50m手前は33km/h程度で通過しましょう。

低速域でブレーキが急に強くなります。

10km/hを下回ってからは減速しながらブレーキを1段ずつ緩解し、

5km/h(回生ブレーキが切れる)でB2、

そこから微調整して停止位置に合わせます。

 

実際は停止後ただちに運転士がドア開操作しますが、BVE5の仕様によりドアは自動で開きます。

 

京阪山科→四宮 運転のポイント

(攻略図より一部抜粋)

発車時に「故障」ランプが点灯するのはデッドマン装置の判定に引っかかっているからでしょう。

レバーサを「前」にするのはドアが閉まった後にしてください。

(実車ではレバーサ「切」以外、マスコン「P0」以外に入れる時はマスコンハンドルを握り続けていなければブレーキがかかるようになっていますが、

PC上での操作感を考慮してドアが閉まった瞬間のみ判定しています。Ver.1.3時点)

 

発車したら、55km/hまで加速します(目安では60km/hとなっていますが、ブレーキに余裕がありません)。

四宮駅場内信号は注意現示(45km/h制限)なので、余裕をもって減速します。

 

四宮駅出発信号は停止現示なので、信号機までに速度照査があります。

ホーム中ほどに、白地に赤線の入った標識がありますので、この標識までに15km/h以下まで減速してください。

四宮駅構内で突然ATSが作動した、というお問い合わせをたまにいただきますが、この速度照査でATSが作動したようでした。

 

停止位置合わせは、ホーム監視ミラーなどを利用します。